どこにホテルをとるかは、テネリフェ旅行の重要ポイントです。
なぜなら、
テネリフェ島は、場所によって気候や景色が一変するから。
まさかと思うかもしれませんが、街によって、景色やお天気、人の雰囲気までがちがうのです。
(今この記事を読んで大げさな!思っているあなた、私も最初はそう思っていました。ぜひ島で体感して驚きを感じてくださいね。笑)
島は大きくて、移動にも時間がかかります。
毎日観光地まで1時間以上かけて向かうのは時間がもったいないですね。
そもそも、テネリフェに行くことを決めたけれどもどこに宿をとったらいいのか、情報も少なく、全然わからないという方も多いと思います。
そんな方々に宿泊エリアを決めるための3つのポイントをご紹介します!
ポイント1 島の大きさ
まず最初に、テネリフェ島はとても大きな島、ということを覚えておいてくださいね。
カナリア諸島最大の島です。
東京都と同じくらいの大きさ。
日本の島でいうと、沖縄本島と佐渡島をあわせた大きさ。
(何度も広さを繰り返しましたが、大きいということが伝わりましたか…笑)
どこにホテルを取るかによって、毎回移動だけに1時間かけることも。
どこに行くか、どうやって過ごすかを考えて、ホテルのエリアを決めましょう。
ポイント2 北と南、どちらに泊まる?
島は、テイデ山を境に島の上側を北、下側を南という言い方をします。
同じ島でも北と南では、気候や街の雰囲気が全然ちがうのです。
どちらに滞在したいかを考えると、宿泊エリアは自然にしぼられます。
では、具体的にそれぞれどんな場所なのでしょう。
北側
【北 ノルテNorte】
・古い街や観光スポットが集中
・レストランなど食が充実
・地元の人の生活を感じることができる
・バス路線が多く、バスでも移動しやすい
・緑が多くきれいな景色が多い
あれこれお買い物をしたり、地元の生活にも触れたい、毎日いろいろ観光をしたいという、好奇心いっぱいの観光中心の旅には北側がおすすめです。
スペインは食が豊かな国、市場を訪れたり、美味しいレストランでの食事が楽しめます。
スペイン語が心配な人は、北のリゾート地プエルト・デ・ラ・クルスの街に泊まると安心です。
南側
【南 スールSur】
・温暖な島の中でもとくに暖かい
・新しいリゾートホテルがたくさんある
・ビーチリゾートが集中
・高級ホテルの滞在や、ミシュランの星付きレストランが楽しめる
広くて大きなビーチリゾートが南にあります。
手ごろな料金のホテルから豪華リゾートホテルまで、ホテルの種類が豊富。
リッツカールトンやハードロック、シェラトンなどの有名チェーンは南に集中、ホテルが充実。
特に冬の間、とにかく明るくて暖かい場所に行きたい!という人には南がおすすめです。
観光客向けのレストランが多く、食の楽しみや味はほどほど。値段は北よりも高め。
1,2日観光をして、ビーチやホテルでのんびり過ごしたい人には理想的なエリアです。
スペイン語以外の言語も通じます。
小さなお子さんが一緒で、観光は少しでホテルや海が中心の旅行には南がおすすめです。
ポイント3.移動手段は?
レンタカーでまわるのか、バスで移動するかによってもエリアの決め方が変わります。
レンタカー・タクシー
車があれば約1時間で大抵の場所に着くので、島のどのエリアに泊まっても楽しめます。
公共の交通 (バス・トラム)
車は使わずに、路線バスなどで回る方は北が便利です。
滞在期間が長ければ、滞在先を北と南の両方にとるのも1つの方法。
前半は北で観光中心に動き、後半は南のホテルでゆっくり過ごすことができます。
場所によって景色がかわる、テネリフェ島ならではのぜいたくです。
【重要】移動手段での注意
車の運転は、ヨーロッパの都市での運転に慣れている人にだけおすすめします。
スペインの中でもこの島は特に車が多い場所で、70万台以上もの車が走っています。一方通行や細い道も多く、決して楽に運転できる場所ではありません。縦列駐車が必要な場所も多く、離島をのんびり運転というイメージからはほど遠いのです。
マニュアル車が多いです。坂が多い島なので、坂道発進は自信がないという方はオートマチック車を選ぶのをおすすめします。